山田隆持氏は「今のドコモの環境、戦略では、iPhoneの導入は難しい」とコメントした。
それには3つの理由がある。
1つは、iPhoneが打ち出している垂直統合モデルの手法がドコモの戦略と合致しないという点。
2つめは、ドコモ固有(あるいは日本固有といってもいいが)のサービスが、iPhoneには搭載できないという点。
そして3つめが、アップル側から販売数量のコミットを求められる点だ。山田前社長は「iPhoneの取り扱いを開始すると、スマートフォンの半分以上を売って欲しいといわれる可能性がある。ドコモは、2012年度に1300万台のスマートフォンを販売する目標を掲げているが、そのうち半分以上をiPhoneにしなくてはならない。当社の戦略の中では難しい」とする。